5年前の3月11日、皆さんそれぞれに想いがあることと感じています。
私はこの日、左大腿骨にできたこぶし大の骨腫瘍の切除の大手術を終えた次女が退院し、ブリスベンの病院からゴールドコーストの自宅に向かっていました。
前年度に夫を亡くし、家賃を払えなくて、泣く泣く引っ越しし、3人の子供を抱えてこれからどう生きていったらいいのかわからない、どん底の日々でした。そんな時に発覚した次女の骨腫瘍、治療費は1万ドルを超えていました。
帰りのニュースで聞いた、東北大震災のニュース、帰宅して見た映像は想像を絶するものでした。たくさんの魂がシフトしていること、そしてその何十倍もの残された家族の痛みが自分の痛みと重なりました。その時にね、感じたこと、時代が大きくシフトしていること、このたくさんの魂のシフトの意味。夫は今世でもリーダーとしてたくさんの人の役に立ってきたけれど、次のステージでのお役目があって彼の魂が今世を離れたと感じていたので、たくさんの人の魂をあちら側で迎えているんだな〜と感じていました。
私がここから得たことは、やはり明日が来るかは誰にもわからないということ。健康そのもの、医者にもかかったことのない夫がある日、突然倒れて逝ってしまう、明日があると思っていたたくさんの人々が地震や津波の被害で逝ってしまう。この時ほど、生かされていること、を強く感じたことはありませんでした。
どう考えても生活費がまかなえない、どん底の日々、先が見えなくて、怖くて、死んでしまいたいと思っていた日々。それは明日が当たり前に来ると思っての心配だったんですね。
私の中で、何かが、変わった日になりました。
明日が来るかわからない、、、ならなぜ明日を心配して生きているのだろう?今日が最期の日だとしたら、今日、子供たちが生きていてくれて、今日食べるものが冷蔵庫に入っていて、今日寝る場所がある、って奇跡じゃないか!ああ、私は何を心配していたんだろう!
今日、この1日を生きれること、が奇跡だったのだ!って。もう感動と感謝に包まれちゃったのです。
それからは、家計簿をつけるのをやめ、毎日、一つ一つの仕事、一つ一つのこと、に感謝しながら生きるようになりました。そこから何が起こったか、、、は、いつもセミナー等でお話ししている通りです。
口コミでお客様が増え、仕事が増え、収入が増え、いつの間にか、子供達の学費も、すべて払えるようになりました。毎日、毎日の小さな努力と感謝ですね。
自分がかわいそうで被害者でいる時は、何も動きませんが、自分のできることをコツコツとやる、今あるものに感謝する。そんな単純なことだったんですけど、とても大切な体験になりました。
今もまた新しいステージで、悩みも苦しみもありますが、5年前のこの日を思い出し、日々感謝していきねばな〜っと思いました。
たくさんの人が苦しみの中から光を見出せますように。。。