柴ちゃんの旅立ち 2024年4月26日
去年の柴ちゃんの体調不良の記事依頼の記事になってしまいましたが、、、

ご報告も兼ねて。

2024年4月26日午後3時15分

我が家の愛犬「柴ちゃん」が16歳9ヶ月にて私と次女が見守る中、静かに旅立ちました。

去年、もうこれまでか?という前回のブログ記事以降、体調を復活させて元気に過ごしておりました。

もちろん年相応ではありましたが、

ここ数ヶ月は、ご飯もしっかり食べて

家をぐるっと囲んでいるデック(バルコニー)をフラフラしつつも自分の足で歩き

誇り高い彼は、結局犬用プラムに乗ることは写真撮影のため以外にはありませんでした(笑)

いつも私がどこにいるのかはチェックしていて自分が座る場所、寝る場所を選んだり

孫ちゃん達や子供達、ルーイ(娘の犬)が来ると元気エネルギーをもらって一緒に時間を過ごしたりしてました。

おトイレの失敗もありましたが、それによって私とジョンとのパートナシップの絆をさらに強める気付きをもたらしてくれたり

私の手作りのご飯を最後まで美味しそうに食べてくれて

最後の最後まで尊厳を持った素晴らしい姿を見せてくれました。

最後の日は普通に朝ごはんを食べたあとお昼寝をしていました。

私とジョンが数時間の買い物から戻ると

お昼寝をしているのかのように見えたのですが、体を動かすことができなくなっていて

舌も出て浅い呼吸をしていました。

私は直観的に、柴ちゃんの最期の時間であることを感じ

子供達に連絡をした後は柴ちゃんの横に横たわり一緒に時を過ごしました。

時々息苦しそうにすることはあっても彼はとても落ち着いていて

しっかりと目を開けて意識もはっきりしていました。

レイキを当てたり、撫でたりしながら、とても濃密な時間を過ごしました。

次女ちゃんも駆けつけてくれて

沢山ありがとうを伝え

沢山大好きだよと伝え

沢山彼がどれだけ私達の力になってくれていたかを伝えることができました

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柴ちゃんは、パパが自分が旅立つ前に私達のサポートに置いていってくれた子でした。

パパはずっと犬が欲しいと言っていた次女に、勉強を頑張ったらね、と約束していたのですが、

2009年に突然身の回りの整理を始めた彼が

次女との約束を守らないといけない、と言い出し

当時ペット禁止の賃貸に住んでいた私達は

ペットを飼うために引越ししたのです。

同年10月に写真を一目見て恋に落ちてしまった黒柴の柴ちゃんをビクトリア州のブリーダーさんから我が家に迎えることになりました。

今でも空港で迎えたあの日のことをよく覚えています。

もちろん次女ちゃんを含め、家族みんな大喜びで可愛い柴ちゃんを迎えました。

でも一番可愛がってたのはパパだったかもしれません(笑)

毎日お庭で縄跳びに噛み付いて引っ張ってもらう、という遊びを繰り返していました。

その柴ちゃんが、パパの頭の上を見て吠えるようになったのが12月末。

私はちょうど直観医療の本を読んだばかりで、死を迎える前の人の頭の上には黒い雲みたいのが見える、という一節が気になり、もしかして柴ちゃんには私達には見えない何かが見えているのかも?と感じたことを覚えています。

元気ピンピンだったパパが突然倒れたのが2010年1月12日の夜、17日に旅立ちました。

当時、義理の姉と一緒にお友達が来てくださっていたのですが、お家でお留守番をしていたら17日の午後静かだった柴ちゃんが突然吠え始めたので、「ああ、亡くなられてここに来られたんだな」と感じていたことを話してくださいました。

本当にパパが体を離れたのはちょうどその時間帯でしたから。

突然の死別に、柴ちゃんのトレーニングどころではなくなってしまった私達でしたが、

その後、日常が戻ってきて子供達が学校へ行ってしまうと(私は家で仕事をしてました)

どうしようもない悲しみに覆われてしまう私の側にいつも柴ちゃんがいてくれました。

辛いし悲しいし、体も疲れ切っていて、とても散歩する気分でない時も、柴ちゃんは揚々と散歩を待っていたので

重い体を奮い起こし散歩に出るとまず500メートルダッシュ(笑)

そして芝生の上や木々の中を柴ちゃんと歩き、空を見上げていると不思議と気持ちが楽になったものです。

それからの16年、私達家族をずっと愛し見守り続けてくれた柴ちゃんでした。

常に誇りを持ち

自由で

強く

勇気あるその姿にどれだけ救われたことか、、、

まさに日本男児的な

口数は少ないですがw

深い信頼と絆を感じさせてくれる存在で

まさに亡くなったパパにそっくり♡

そのお役目を全うしてくれました。

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午後3時を過ぎて最期に大きく息を5回ほど吸って静かに旅立ちました。

私はその時「パパが来てくれたんだね〜、いいなぁ柴は、パパのところに行けて」と少し泣き言を言ってしまいました。

柴ちゃんに顔を沈めて泣いていると、私の頭にふっと軽い感触を感じました。

私は、最愛の夫が逝ってしまってから、この「感覚」を何度か感じたことがあります。

なつかしい感触

優しい感覚

柴ちゃんを迎えに来てくれたパパが私にもなでなでしてくれたようです。

パパが来てくれたねぇ

よかったね柴ちゃん

大好きなパパに

最後まで頑張ったよって伝えてるね

パパに言われた通りに

ママやみんなを愛し守って来たんだよ!

って得意気に伝えているね

パパに「よくやった!」って褒めてもらって

自由に楽しく走り回っているかな?


私は、パパや柴ちゃんから沢山大切なことを学ばせてもらいました。

命のあり方

命の形

命の繋ぎ方

生命力

病名をつけない生き方

かけがえのない命の最後

そして命の輝かせ方


私が感じたこと、経験したこと、学んだこと、知ったこと、すべてが「私の運命」の中で

とても大切で

必然であり

宝物であり

かけがえのない叡智

この「想い」が

私達の人生を彩り

輝かせ

最期の瞬間に「思い出すもの」であり

魂と共にあちら側に持ってかえるもの

のように感じます。

柴ちゃんを共に愛してくださった皆さん、ありがとう💓

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今日は突然悲しみの波がやってきて沢山泣いています。

泣けない場所だったりする時は、後でちゃんと見つめてあげるからね、と自分に約束します。

しっかりと向き合える時は、じっくりとその感情を体のどこに感じるのか?

どんな色をしていて、どんな形なのか?を探ってみたり

叫びたいことは何なのか?を自分で聞いてあげています。

ここからまた私は自分の中の宝物を見つけていくのだと感じます。

グリーフのプロセスに関してはプロですから(笑)

長〜いブログ記事になりました。

最後までお読みくださってありがとうございます!

ブログは自分の気持ちの整理のために書いているようなものですが、私の場合、読んで共感してくださる方がいることが嬉しく感じます❤️













1 Comment

  1. あいこさん、芝ちゃんとの別れ、今までの素敵な思い出、涙が溢れました。色んな感情が私の中からも湧き上がって来ました。シェアさせて頂き感謝しています。有難うございます。

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