今日はある獣医さんの言葉を紹介します。
インスタのライブでもお話ししたのですが、我が家の愛犬の柴ちゃんが最近調子が悪くそろそろ最期の時かな〜という感じでおります。
今年の最初に、2023年は彼とお別れの年になるかも?と感じていました。
今日は8月5日(土)まだどうなるかわかりませんが、現時点で水曜日(3日前)にご飯を食べたのが最後です。
突然その時が来てしまった、と感じ、わたしも少し焦り、毎月のカイロと鍼トリートメントでお世話になっているホリスティック獣医さんに電話をして少し話をしました。
わかっていたことですが、この年、この時点で、彼もできることが限られること、緊急で診てくれるよ、と言ってくれたのですが、希望するなら血液検査をして、西洋医学的に何ができるか?を検討すること、、、
イコール、入院、治療、延命、という方向に向くわけです。
もしくはオーストラリアの場合は安楽死を提案されるかの選択。
それを聞いた時点で、私の中では、これ以上彼にストレスを与えたくないこと、入院や治療の選択肢はないこと、今の時点で安楽死を選ぶこともないこと、が明確でした。
なので、とりあえず24時間様子をモニターしてケアをしながら次を考えることにしました。
とりあえず子供達(成人してみんな独立してます)にメッセージを送り、、、この時点で感情が溢れてきて、過去の痛みに向き合いました。それは、昔子供達が16歳、13歳、11歳の時に、最愛の夫(彼らの父親)がくも膜下出血グレード5で倒れて救急に運ばれ、深夜に脳外科医の先生から受けた診断(もう歩いて病院を出ることはない)を子供達に伝えた時の痛みでした。。。こうして今の出来事をプロセスしながら、私たちは過去のトラウマや痛みを解消するチャンスを与えられているのです(詳しくはインスタの動画で話しましたw)
話がそれましたが、、、
現時点で四肢のバランスが上手に保てず、もうほとんど歩けません。木曜日から胆汁を吐き続けているので、消化器官に異常があるのは確かです。腎機能は大丈夫で、小腸、大腸にも問題がなさそうなので、膵臓かな?と感じています。
血液検査をすれば明確になることかもしれませんが、短期的な対処療法をすること、は私の選択肢にはないので、ホメオパシーで少しでも出来ることを、と思い最先端の西洋医学の獣医さんでもあり、後年にホメオパスになられた Dr. Don Hamilton 氏の Homeopathic Care for Cats & Dogs (犬と猫・小動物のためのホメオパシーケア)という本を開きました。
症状を追ってその項目を見る予定でしたが、
目次を開いて、なぜか目に飛び込んできたのは Heroic Medicine という文字でした。
それは現代医療のエゴ、医者のエゴ、というと語弊があるかもしれませんが、
彼が若い有能な獣医だった頃の、これをすれば助けられる、命が伸ばせる、といった思考
もちろんペットやオーナーさんのために一生懸命、新しいテクノロジーや技法を駆使しての手術はとても満足感があったそうですが、その後の彼らが幸せになったか、彼らの満足感や期待していることだったか、という現実にぶち当たり
長い間自分がよかれと思ってやっていること、が決してペットちゃん自身
もしくはオーナーさんが望まれることではないのだ、と悟るようになったとありました
「死」を嫌ったり、受け入れる準備ができていないと
私たちは「延命」に向かってしまいます
この「新しい技術を使えば助かる」「新薬を投与すれば命がつなげる」「この手術で治る」といった
思考、傾向、のことを彼はヒロイックメディスンと呼ぶようになったそうです
薬、治療方法 = ツール自体がヒーロー化してしまう、と言った意味でしょうか、、、
彼もそうであったように、獣医側にその技術があるという過信、出来ることがあると言いたいエゴ、技術や薬の効能を目撃したいという欲求
そして患者側・オーナー側のペットが苦しむ姿に耐えられない、死を受け入れることができない、何かをしなければいけないという思考回路からもニーズが合致するのかもしれません。
命あるものは、いつかはその肉体の終わりがやってきます
(死を受け入れる=諦める、とのは違うと私は感じています)
どんな死に方であっても「生きたこと」はセレブレーションであり、喜びです
「死」によって、生きたこと、が消えるわけではありません
私は幸運にも、目の前で「死」を体験させていただきました
私個人にとっては、嫌なこと、辛いこと、悲しいこと、許せないこと、絶望したこと、ズタズタに引き裂かれる体験であり、おへそから首の下までの内臓がすっかり抜け落ちてしまったかのような虚無感を感じた体験でしたが
その貴重な体験無くしては今の私は存在せず
どれだけ「人の死」に価値があるのか、を身をもって体験した出来事でした
私は、「生」と同じくらい「死」に価値を見出しています
ドクターハミルトンも、私達は自然とのコネクションを無くし、生きることの意味、を失ってしまっているから、命にしがみつこうとするのではないか、と。
「死は恐れたり、抵抗するものではない、死は失敗ではない
私達自身が自分とつながり、自然の摂理と繋がっている状態であれば
いつどのように Letting go 手放せばよいのか、も自ずとわかることでしょう」
このドクターの「死」への認識は、私も長い時間をかけてたどり着いた認識・信条と近いこともあり
なんだか自分の考え方、を応援してもらったような気持ちになりました
もちろんどれだけ延命しても、どれだけ抵抗しても、避けられないのが死ですから
すべての人がこの地球で体験し、どこかで受け入れて理解すること、なんだとも感じています
ただ通常忌み嫌われる「死」について触れる人も少ないですし
治った = よかったこと
とされる風潮が強い業界にいて、この発信をすることがわたしのお役目であるのかな、と感じている次第です
自然療法家、として「治す仕事」と思われがちですがw
実は私のフォーカスはそこにあまりないのです
どちらかというと、、、どうにもならないこと、どうにもできないこと
をどう受け入れるのか?という方向かな、、、クライアントさん来なくなりそうですが😅
それぞれの人生にはブループリントがあるので
私がどうこうしたこと、で治るとか、大それたこと思ってないんです
ただ物事があるべきその意味を見出すことで
在るべき姿に戻る
という森羅万象は見えているのかもしれません
ということで、向かうべき方向が見えた今、横で静かに柴ちゃんが休んでいます♡
私の鏡でもありますからねw
私の軸がしっかりしていれば彼も迷いなく、治癒が進むのか、ネクストステージに進むのか、が明確になるのでしょう
さて、ここで本の目次に戻りホメオパシーレメディを再検討してみたいと思います
それは、生かす、治す、レメディではなく、彼が彼の運命を受け入れるレメディです
愛する柴ちゃんが最期の時を安らかに迎えられますように🙏🙏
長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんの人生もクリアで豊かなものになりますように♡
ホメオパス中野ブラック愛子 2023年8月5日
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