身近にある豊かさと時間のトリック
オーストラリアでは冬至、北半球では夏至を迎えましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

私は現在タンボリンマウンテンというゴールドコーストから1時間内陸にある標高約500メートルの山に住んでいます。写真は週末の冬のカフェの風景(冬でもお天気がよいと外のテーブルが人気です)

たった1時間の距離なのにこちらはゴールドコーストと季節感が異なります。年中を通して温暖なクイーンズランド州、そして美しいビーチがあるゴールドコーストは夏も過ごしやすく、冬も日中は20度を超えますので本当に過ごしやすい気候です。

タンボリンマウンテンの冬は、朝と晩の気温は5度以下まで下がり、日中もゴールドコーストと比較すると大体4、5度の差があります。
その代わり、、、久しぶりに四季のある暮らしを楽しんでいます。

春の美しい新緑、夏の止め処なく生えてくる雑草との戦い(笑)、紅葉して葉を落とす落葉樹、冬の凛としたクリアな空気感、、、、文字にすると簡単なのですが、それぞれの情景を思い浮かべてもらえれば、それぞれの季節が私たちにもたらしてくれる「感覚」を感じていただけるのではないでしょうか?

豊かさって実は本当に身近な身の回りにあるものなのだと感じます。
先日、日本に住むオーストラリアに30年以上住んでいた友人と話したところ、忙しくて毎日時間に追われてしまう、とのことでした。

これはオーストラリアにいても同じことだと感じるのですが「忙しい」という状態は誰もが体験したことがありますよね。私も会計士時代に毎晩深夜まで仕事をして、毎日忙しい、忙しい、を唱えていたことがありますw
心を亡くす、と書いて忙しい、よくできた漢字ですね。

日々やることが沢山あること、と、忙しい状態は同義ではなく、日々沢山やることがあっても余裕を持って豊かに過ごすことは可能なんですよね。
その時、その瞬間に、心がそこにあるか、ということです。
心がそこにある時、とは、今を感じ、今を楽しみ、今を大切に過ごすことになり、同じ時間を過ごしていても次の予定のことを考えているのとでは大きく変わってくるのです。

誰にも平等にある「同じ時間の長さ」を、一瞬一瞬を大切にそこに100%存在して過ごすのか、あれやこれも考えつつ今を過ごすのか、では時間の進み方のみならず効率も大きく変わってきます。

時間は誰にも平等にある、と書きましたが、自分の状態によって時間の進み方・効率、が変わるのだとしたら、実は平等ではなくそのトリックを知っている、実際にそのように生きている人と、時間に忙殺されているように感じている人とでは、時間のみならず Quality of Life 人生の質、も大きく異なってくるのかもしれません。

自然は常にイマココに存在し、ゆったり時間を過ごしていますね。なので山生活のベネフィットはそこに共鳴しやすいということかもしれません。
ありがたいことですね、ふと外を見るだけで、木々の声が聞こえ、鳥たちの声が聞こえ、空や地面が話しかけてきます。柴ちゃんがいた時は、彼の息遣いを感じることもできました♡

山にいなくても簡単にできること、なのかもしれません。ふと頭の中のエンドレスなチャットをストップして、花の匂いを嗅いでみたり、大きく心呼吸してみたり、身近にある物を触ってみたり、自分の鼓動を感じてみたり、空にある星や太陽をイメージしてみたり、、、私たち誰もが持っている想像力を使って、忙しい時間の隙間に、左脳を使って感覚の世界に浸ってみてください。

予定や時間に自分が追われるのではなく、自分が予定や時間をクリエイトするのです。
誰にもある「身近な豊かさ」に少しだけ気持ちを向けてみてください、昨日は見えなかった風景が見えてくるかと思います。

周りがワサワサしている時は、まず自分が深呼吸をして周りに豊かなエネルギーを振り撒いていってくださいね。
寒いから、暑いから、という表現方法も無意識に自分にリミットを作ります。寒くても、暑くても、元気で楽しく過ごせるイメージを持って行きましょう。


中野ブラック愛子

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お知らせ

ホリスティックママのためのお話し会
7月10日(水)日本時間12:30〜、シドニー時間13:30〜
子供の心身の健康を願うママのためのお話し会です。
過去の参加者は無料で参加ウェルカムですので、ご一報くださいね。


こちらはクローズのお話会なので、録画なしでどんなことも安心してお話ししていただけます。



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